2021年9月19日日曜日

「マスカレード・ホテル」と「屍人荘の殺人」、「響-HIBIKI-」

「マスカレード・ホテル」テレビでやるその日にうっかりアマプラで視てしまいました。
何も損をしていないのに、なんだか損した気持ちになるのはなんでなんでしょう……。
でもアマプラ、CM入らないってやっぱり集中するしノンストレスだよなあ、とも。

■マスカレード・ホテル
2019年
監督:鈴木雅之

キャスティングがネタバレという、なんとも2時間ドラマ臭い感じのやーつ。
ホテルの裏と表がクルクル変わる画面が見ていて楽しかったです。
K村さんが出てるものは基本見ないのですが、新作映画のせいかあちこちで宣伝やってるんで血迷いました。(東野圭吾先生原作映画をちょいちょい見ていたのもあって)

■屍人荘の殺人
2019年
監督:木村ひさし

おもしろかった。
原作を読まねば。
ミステリ向けの小ネタが入っているせいでなんともいえないTRICK感が出ちゃうのがちょっとアレ。
エンターテイメントとしてはおもしろい試みというか、
ごった煮感がいい味出してたと思います。

■響-HIBIKI-
2018年
監督:月川翔

小説家の話なのに漫画作品、そして映画化。
ヒロインの暴力的な感じが受け入れがたいんですが、文章に対して真摯に向き合う作家さん達のやりとりはけっこうよかったな~と。

小説を書き上げる小栗旬さんの目を見て、自分は文章を書いている時にここまで必死にはなっていないな、と、思いながら、でも書き切ってENDマークをつけた時の開放感はいいよな~と久しぶりにちゃんと仕上げたい気持ちになりました。

2021年9月13日月曜日

重版出来! 13~17巻をまとめ買い

新刊が出ている と、見たら17巻で、家にあるのは12巻までであったために、久しぶりに大人買いってやつをしてみました。
最近あまり漫画買ってなかったので……。(アプリでちまちまクーポン貯めて読んでおりました)

5巻分の一気よみは幸せなひとときでありました。
しみじみ紙の本の手触りはいいな~とか思ったり。

なんとなくドラマ化のヒロインがイメージと合わなくて(女優さんが嫌いなわけではないんですが……)、13巻以降買ってなかったんだなそういえば。などと失礼な事をのたまいつつも、やっぱりおもしろいな、重版出来!と、思った次第です。

中田伯の天才っぷりはもちろんですが、天才じゃない人の描き方に胸を打たれるんですよね……。

安田さんキャラ変しすぎじゃない? と、思いつつ、きっとそれは心ちゃんを介して見てるというところもあるのかな、とか。

中田父が、やるせないというか、やりきれないというか、この人は漫画を描きたかったわけではなくて『漫画家』になりたかったのかな、と、思うと、血の繋がった息子が天才だった事に実は気づいていたんじゃないか、と、思ったりするともう、ツライ、しんどい。

しかし続刊が楽しみなのでした。

2021年9月9日木曜日

ミッドサマーの配信が始まるようですね

アマプラの見放題で。
幸い9月中なので、期間内に見たいです。

その前にエヴァを見ないと(元々エヴァ目当てに申し込んだのに)

2021年9月8日水曜日

来る

2018年
中島哲也監督

原作を読んでいておおまかなところは覚えていたんですが、あれ、奥さんってこうだったっけ? と、読み返したら、やっぱり奥さん(黒木華)の処遇が原作と違ってました。

これってあれですが、黒木華さんの濡れ場を入れたかったとかそういう事じゃないですよね……。なんか中島哲也監督、不貞を働く人妻が好きとかないですよね?!(下妻物語の桃子の母とか)

お祓いシーンが大変スペクタクルで、これだけなんでもアリにするならエクソシストも入れたらいいんじゃないかなと画面を探しましたが見つかりませんでした。

でも、神官さんたちがカプセルホテルで身支度する場面とかけっこう好き。

あと、皆けっこう丈夫。
俳優女優さん達が日本アカデミー賞とかとったりしちゃうクラスの方々なのにめいっぱいB級感に振り切れてるあたりとかある意味豪華でした。

幼女がかわいかったです。
でもネグレクトのシーンは正視するのがツラかった……。

最後のスペクタクルシーンの為だけに映画館に行ってもよかったかな……と、思ったり。

2021年9月7日火曜日

ボルベール〈帰郷〉

2006年
ペドロ・アルモドバル監督

スペイン版「あまちゃん」(違います)
ラ・マンチャの女三代、主人公ライムンダの姉とかも出るので微妙に三代ではないと思うのですが……。(でもライムンダが住んでるのはマドリードでした)

流れた血を吸わせるキッチンペーパーとか、さもない場面の絵的な美しさにほほぅ……となるような。

えええええ。

みたいなところもあり。
車のトランクから出現するお母さんにビックリしたりとか。

ラ・マンチャで風力発電の風車が見えたりしてほぅほぅ!! とか思ったりもしました。

題材的にサスペンスになってもおかしくないのになんとなくハートウォーミングっぽく仕上がってしまっているあたりも不思議でありました。

2021年9月5日日曜日

祈りの幕が下りる時

2018年
福澤克雄監督

「砂の器」のレコメンドで出てきたのでなんとなく。
シリーズの中の一作なんですが、特別他の知識は必要無かったです。
そして、砂の器のレコメンドで登場する、というのもなんとなく納得。

流浪する親子が根底にあるという意味で。
松嶋菜々子さんの少女期と青年期が別の女優さんで、特殊メイク等で無理矢理若作りしたりしないところに本気を感じました。

けっこうしんどい感じの話なんですが、日本の話ですし、日本橋周辺の風景等を見ているだけでも楽しかったです。
旅行に出られない分を映画等ではらしている感がありますね。(だったら外国にしろよ、というところもありますが)

東野圭吾先生作品は量が多すぎて追いかける事をあきらめている部分があったんですが、とりあえずアマプラの他作品(麒麟の翼あたり)見てみようかと思います。
できればドラマの「新参者」も見たいところですが……。

2021年9月4日土曜日

ハッピー・フューネラル (字幕版)

2003年
Feng Xiaogang監督

基本的に吹き替えを選ぶのですが、単に吹き替え版が無かったプラスこれは字幕版の方がよかったなーと。
中国語と英語が出てくるので、どっちかを吹き替えてしまうとどっちかに違和感が(この場合は多分中国語を吹き替えにするんでしょうが)でそうで。

舞台は中国、『ラスト・エンペラー』(ベルナルド・ベルトルッチ作品)をリメイクする為にやってきたハリウッドの巨匠、D・タイラーと、そのメイキングを撮る為に雇われた中国人ヨーヨー、タイラーのマネージャー(?)ルーシーのお話。

コメディにしてはちょっと悪趣味かな~と思いつつ、メタフィクション的な部分が中国の皆さんにはウケたようで。
(中国の文化や民族を知らないと笑えない部分もあるのかも……)

最後の最後も茶目っ気たっぷりなタイラーさんと、ちゃっかりというか強かなヨーヨーさんが妙に憎めなくて、おもしろかったです。

日本人が(演じてるのは中国の方ですが)出てくるんですが、いかにもなジャパニーズイングリッシュがすごくそれっぽかったです。

あとコーラ飲んであくびをする溥儀役の子役がかわいかった……。